2月10日(金)15時より第3回全体定例会をon-line開催いたします。
“DX3.0”に向けた共創的アプローチについて詳説するとともに、運用段階に入っている実証プロジェクトをご紹介します。
なお、本イベントは一般公開イベントなので、どなたでもご参加いただけます。
<プログラム>
1.基調講演①:「"XXX"Opsの時代」
株式会社ABEJA 代表取締役CEO 兼 創業者 岡田 陽介 氏
プロフィール:1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。高校からコンピュータグラフィックス(CG)
を専攻し、文部科学大臣賞を受賞。CG関連の国際会議発表多数。
2012年9月、株式会社ABEJAを起業。経済産業省・総務省・IPA主導の政府有識者
委員会にて委員を歴任。2021年より、那須塩原市DXフェローに就任。JDLAにて、
AIデータと個人情報保護研究会座長。著書に「AIをビジネスに実装する方法」(日
本実業出版社)など、共著に「THE深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジ
ェネラリスト)公式テキスト」(翔泳社)など。
講演概要:DevOpsと呼ばれる概念が最初に広まってから、現在ではMLOpsやDataOps、
DesignOpsな様々な"XXX"Opsが広がってきている。新型コロナウイルス感染症の影響を
経た、変化の速い事業環境の中で、すべての仕組みが"作って終わり"では無く、作ってか
らが最も重要であることを目の当たりにしているようだ。特にデータの傾向によって強
く影響をうける人工知能技術においては、より"XXX"Opsの概念を強く取り入れるべき
である。もちろん、技術観点以外にもデータの偏りによる推論バイアスなどの倫理的な
側面においても"XXX"Opsは避けて通ることはできない。そして、これらの"XXX"Opsに
対して、どのように人が介在することで、社会に実装することが可能な仕組みが生まれ
るのかもとても重要となる。今回は、上述の背景から実際の事例も含めて、社会におけ
るニーズとどのようなアプローチによって"XXX"Opsを実現しようとしているのかを解
説する。
2.基調講演②:「DataOps, ModelOps, DesignOps,人と共進化するAI技術」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所AITeC会長 本村 陽一氏
講演概要:AI利活用においては、持続的なデータ拡張(DataOps)、モデル構築(ModelOps)が重要
であり、さらにモデルを活用した業務での価値創出(DesignOps)が競争力につながる。
本講演では収集したデータから価値を創出する方法論と、現象をモデル化して人や組
織も学習して進化する『人と共進化するAI技術』と多様なメンバーや多機関連携によ
る共創的アプローチについて紹介する。
3.事例紹介:大規模集客イベントでの共創DXのためのAIサービスシステム
(AIサービスシステムWGの実証実験活動報告)
AIサービスシステムWG 産総研 山下 和也 氏
講演概要:日本科学未来館での常設展示や、日本最大級の科学コミュニケーションイベントである
サイエンスアゴラ2022において、来場者・出展者(展示企画者や現場スタッフ)・主催
者にサービスを提供しながら、イベントで生み出される価値に関するデータ取得も同時
に行い、利用者デジタルツインとしてイベントで生じる現象の計算モデルの構築・更新
と、共創される価値の向上を、継続的に行える仕組み(ツール)と実証実験活動例を紹
介する。
4.事例紹介:「体験型オンライン健康イベント」実施報告
Human Life WG 株式会社メディヴァ 保健事業部 金子 奈美 氏
講演概要:ヒューマンライフワーキンググループ企画、体験型オンライン健康イベント実施結果の
速報として、POSEIDONと腹割りツールを活用した体験型の実現と、事前から当日、
事後フォローまでの運営設計を紹介する。
<健康経営とは>https://kenko-keiei.jp/
5.パネルディスカッション
テーマ:「ポストコロナ社会に向けたサイバーとフィジカルを融合するデジタル変革(DX)」
コーディネーター:武井氏(AITeC副会長)
パネラー :岡田氏、本村氏、山下氏、金子氏
以上
★目 的 企業・大学・研究機関の技術交流の場を提供することにより、人工知能技術に関連する情報の共通認識形成を図り、人工知能技術全般の一層の技術向上及び普及を促進することを目的に、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)人工知能研究センターに人工知能技術コンソーシアムを設置。 ★事 業 ①人工知能に関連した技術の情報交換 ②人工知能に関連した技術の情報収集と提供 ③その他本コンソーシア...
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